体験レポートNo2.~東京ビーガングルメ祭り
日本最大級のビーガン祭りが、2019年9月27日(日)に東京・木場公園で開催された。2011年名古屋会場から始まり、2015年京都、2016年東京と続き、3都市で年間合計来場者は2万4000人を超え「全ての飲食物に原材料表記」があり、食の多様性の観点からも注目を集めている。(年5回(東京と名古屋は春と秋、京都は秋)) 肉・魚・卵・乳製品・ハチミツ(+白砂糖)を使用しないビーガンの観点から、プラントベース・オーガニック・ナチュラル食材や商材を扱う企業、飲食店、関連団体が全国から集結する。ビーガングルメ祭りは、東京開催の次に、名古屋、京都と続く。
会場には、何度も使える布製の旗で「ビーガングルメ祭り」を掲示してあり、会場案内のパンフレットは1枚10円の有料とし、ゴミを出さないように環境への配慮がある。
会場は、たくさんの人でにぎわい、飲食ブースには長蛇の列があった。欧米人の姿も見え、砂糖、卵不使用のホットケーキの試食などもおこなわれていた。
試食を配るスタッフさんも英語で解説をするなど、外国人対応ができていた。
イベントでは様々なビーガングルメが楽しめる。変わり種としては、野菜寿司、クレープ、豚風串カツ、ビーガンチーズダッカルビ、ビーガン餃子、グルテンフリーバーガーなど。今回は、キッチンカーで提供するLUNA BURGERを食べた。ビーガンバンズ、ソイパテ(ソイミートと数種類の野菜で形成)、ソース(トマトソースと自家製ソイマヨネーズ)を使用したバーガーである。
パッとした見た目だけでも、ミンチ上の野菜がギュっと水分を飛ばした豆腐パテに混ぜ込まれておりヘルシーな印象をもつ。一口食べてみると、トマトソースの甘辛さがアクセントになり総合的にパンのふんわり甘みも感じられおいしい。
往来の肉と比べると肉特有の肉汁やジューシー感、いわゆる獣くささは感じられないが、豆腐の独特な風味や味わいといった印象も沸いてこない。
こういうものだという固定観念のなさもあり、ビーガンバーガーとして、違和感なく食べられた。
すべての飲食ブースには原材料が明記されている。
このルナバーガーには、原材料に小麦粉、大豆ミート、玉ねぎ、きび砂糖、天塩、生イースト、大豆クリーム、ショートニング(トランスフリー)、にんにく、キャベツ、ブナピー、しいたけ、特製スパイス、菜種油、パン粉(動物性不使用)、トマトソース、甜菜糖、海塩、オリーブオイル、豆乳、穀物酢、ピクルス、米酢、ホースラディッシュ、ケチャップ、バジル、オレガノ と表記があった。
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どのような食事であっても、何がはいっているか、何が使われているかわからないものを、知らずに食べることが危険といった考え方が世界に広まっている。また、ビーガンに限らず、動物の革・毛をつかった衣類・化粧品を避ける人も増えつつある。 一方、野菜を生産する農家や食事摂取基準の野菜不足の視点で、様々な野菜をつかったレシピや、世界の環境課題などの視点も踏まえ、各種メーカーが続々と代替肉やベジタリアンフードを開発している。 アメリカのマクドナルドでもビーガンバーガーが発売され、今後のベジタリアン・ビーガン市場動向は益々広がっていく中、「おいしさ」への味の追及も進んでいる。沖縄そばや、タコライスなど、おぉ!と驚くビーガンメニューをぜひ、本イベントで食べてもらいたい。
ビーガングルメ祭りは、東京開催の次に名古屋・京都にて開催予定。
名古屋ビーガングルメ祭り 2019秋
日時:2019年10月20日(日)
時間:10:00~16:00
会場:鶴舞公園(噴水塔~奏楽堂 周辺一帯)
入場料:無料 アクセス:JR・名古屋市営地下鉄「鶴舞駅」より徒歩約5分
京都ビーガングルメ祭り 2019秋
日時:2019年11月3日(日)
時間:10:00〜16:00
会場:梅小路公園 (七条入り口広場 京都府京都市下京区観喜寺町56−3
入場料:無料