岩手県二戸市の事業者団体がフードダイバーシティ宣言!
岩手県二戸市は平成30年度より「にのへ型テロワール」事業に取り組むとともに、地域経済牽引企業(南部美人、小松製菓)との連携協定を締結し各種事業を推進してきた。
今後増えていく訪日外国人に「東京2020+1都市」として選ばれることを目指すため(=インバウンド)、また市内食産品の世界展開を目指すため(=輸出)、地域経済牽引企業を中心とした市内民間業者によって「二戸フードダイバーシティ宣言」を宣言し、市内企業における食の多様性対応を進め南部美人や小松製菓などが牽引する。市は今後も連携を進めヴィーガンやハラールなどの取り組みを後押しする。
【二戸市内事業者のフードダイバーシティ取り組み例】
・株式会社南部美人…世界46カ国・地域に輸出している日本酒の蔵元。2013年にコーシャ認証取得、2019年1月に全商品においてヴィーガン認証を国内外で取得(国内:NPO法人ベジプロジェクトジャパン、海外:The Vegan Society)。
https://www.atpress.ne.jp/releases/202278/img_202278_3.jpg
▲南部美人
・株式会社小松製菓…2019年11月にテレビ東京「カンブリア宮殿」に出演したことでも注目を集めている南部せんべいの老舗。
2019年12月にヴィーガン認証(NPO法人ベジプロジェクトジャパン)を5商品にて取得。
東北のソウルフード「南部せんべい」を製造販売している老舗・株式会社小松製菓(南部せんべい乃 巖手屋)は、11月27日(水)にヴィーガン認証(NPO法人ベジプロジェクトジャパン)を3商品にて取得した。肉や魚だけではなく、卵や乳製品を含む、動物性食品を一切口にしないヴィーガン(完全菜食主義者)は海外にも多く、今回のヴィーガン認証により、ヴィーガンやヴィーガンライクなライフスタイルを好む外国人の方などに向け販売する。NPO法人ベジプロジェクトジャパンが認定するヴィーガン認証としては、せんべいで世界初となる。(現在も2品追加申請中)
・久慈ファーム…全国に誇る上質豚肉「折爪三元豚 佐助」を飼育。2018年より販売している「熟レ鶏(うれどり)」で今後ハラール認証を申請予定。(豚と鶏については完全別地域で飼育)
【フードダイバーシティとは】
現在、ベジタリアン(ヴィーガン含む)は全世界に9億人、イスラム教徒(ハラール)・ユダヤ教徒(コーシャ)は全世界で約18億人とも言われております。これらの人々の食の禁忌に対する理解不足や対応の遅れにより、消費の大きな機会損失、訪日満足度の低下が問題視されている。中でもヴィーガンに対応することは、様々な食の禁忌に対応することにもつながるので、いま世界的にもヴィーガン対応レストランのニーズが増加している。
*本リリースの英字版はこちら(Release in English)
http://greencreate.boo.jp/PR/ninoheeng.pdf